<W杯サッカー>1人退場も揺れないイラン…韓国も冷静になるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.01 14:53
スポーツで精神力とは何か。必死に走ることでも、相手に激しくプレッシャーをかけることでもない。自分が持っているものを競技場で最後まで出し切ることだ。自分の能力と限界を正確に知って冷静に対処することのも精神力だ。
8月最後の日にソウル上岩(サンアム)W杯競技場で行われた2018ロシアワールドカップ(W杯)アジア地域A組最終予選第9戦の大韓民国-イラン戦。がけっぷちに追い込まれた韓国選手は必死に戦った。頑張るのは頑張ったが、効率的には戦えなかった。
韓国選手は精神的に武装していた。最近の代表チームの無気力なプレーで「太極戦士」に対する非難はピークに達していた。絶体絶命の危機に陥った韓国サッカーを守るために6万人以上の観客がソウルW杯競技場を埋めた。電光掲示板には「上岩の炎の地獄にようこそ」と表示された。大韓サッカー協会が配った赤いシャツを着た6万人の観客が立ち上がって一斉にクラッパー(応援用の紙)を振ると、競技場はあたかも炎の地獄のようにゆらゆら揺れた。