歌謡界の不正を捜査中のソウル地検強力部（部長検事、金圭憲）は１５日、検察の出頭要求を受け入れたＳＭエンターテイメント大株主李秀満（イ・スマン、５０）氏と徐世源プロダクション代表の徐世源（ソ・セウォン、４６）氏が帰国後に自主出頭する意思を伝えてきたことを明らかにした。イ氏は６月に米国へ、徐氏は先月香港へ出国し、現在海外に滞在中。　

検察は李氏が帰国し次第、ＳＭエンターテイメント代表のキム・キョンウック氏（拘束）とともに会社の資金１０億ウォン（約１億円）を流用し、同社所属芸能人の広報のため放送社プロデューサーらに金品を渡したかどうかを調べる計画だ。また徐氏に対しては、映画制作社を運営しながら放送社関係者らに広報費名目で金品を提供したかどうかを調べる。　　　

検察は、自分が作曲した曲を歌う歌手の放送出演を依頼しながらプロデューサーらに金品を渡した疑いで逮捕令状が出されたが、その前日に自主出頭した歌手兼作曲家の朱栄勲（チュ・ヨンフン、３３）氏をひとまず自宅に帰した。検察関係者は「朱氏が容疑を強く否認しているため、補強調査を行った後、再び召喚することにした」と話した。