【コラム】米中が新冷戦始めるのに韓国は無策(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.09 10:10
ことし初めにトランプ大統領が中国を相手に関税爆弾を投下し、習近平主席も退かずに報復関税で正面から対抗したことで米中貿易摩擦が勃発した。世間の観測はトランプ大統領は米国の対中貿易収支赤字の解消と中間選挙を目標にしていて、関税賦課で対決するのは相互破壊的であり引き上げ可能な関税に限界があるため持続できないということだった。しかし、米中貿易紛争の水準は高まり続け、戦線は拡大している。観測が的中しなかったのは中国との摩擦の程度を高めるトランプ大統領と彼の執行者の戦略に対する理解が不足していたためだ。
米国は中国がさらに強力になる前に勢いを食い止めようと決心した。過去のようなやり方で中国を扱えば中国の乱暴運転、広幅疾走が続き、ある瞬間からは米国にも防ぐことのできない状況に追い込まれるのではないかと米国は懸念している。利点について米国内の超党派的の合意が成立している。