【コラム】韓国、来年は国家危機管理の年、国政方向を変える時(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.27 14:22
1つ目、来年には理念偏向による偏りと疾走から抜け出した平衡感覚のある実事求是が求められる。これはあたかも手秤を合わせるように熾烈なものだ。
まず、労働という一輪車から降りて労働と資本を共に連結した二輪自転車で両輪の均衡をうまく取り、傾くことなく遠くへ進まなければいけない。これはろうそく集会に対する過度な負債意識から抜け出してこそ可能なことだ。そして国家危機状況で国民全員が一つの羅針盤を見て進むよう統合のリーダーシップを発揮する必要がある。このために積弊捜査も早期に終結し、反対勢力も包容することを望む。特に脱原発政策など多数の国民が反対する政策を歴史に対する責任意識を持って考え直すことを望む。
2つ目、外交安保政策全般に対するレビューセッション(review session)を持つのがよい。米中の間で右往左往しなかったのか、中国との関係設定は間違っていなかったのか、米国との同盟関係に異常はないのか、そして北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権に対する我々の確固たるの立場は何か、細かく確認してほしい。また、北核問題をめぐり対話と交渉が始まる場合、周辺強国の間で韓国の未来の利益をどう守るのか、統一の国家目標は毀損される可能性がないのか、冷徹に点検するべき時だ。