天野IAEA事務局長「福島原発事故の後遺症が深刻、日本は周辺国と情報共有を」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.09 16:09
「日本は福島原発事故に関する情報と教訓を国際社会、特に周辺国と共有する必要がある」。
国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は5日(現地時間)、オーストリア・ウィーンで中央SUNDAYのインタビューに応じ、日本政府の積極的な情報公開を強く促した。天野事務局長は「日本は自国が国際社会に及ぼした影響を痛感するべき」とし、このように述べた。韓国と中国で日本産農水産物の安全性に対する懸念が強まっている中、「日本責任論」を強調したのだ。
外交官出身の天野事務局長は原子力の安全の責任を担う国際機構の首長の資格で、日本政府により透明な政策を注文した。天野事務局長が韓国報道機関のインタビューに応じたのは今回が初めてとなる。天野事務局長は北朝鮮の核問題に関し、「IAEAはいつでも北朝鮮に再び入って核監視活動をする準備ができている」と強調した。以下は一問一答の要旨。