電力ギリギリなのに…民間発電所建設22カ所中16カ所が宙に浮く=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.20 13:48
京畿道(キョンギド)のある中小都市に液化天然ガス(LNG)複合発電所の増設を検討中のA社は、近頃大きな悩みを抱え込んでいた。事業性は高いのだが“2009年の悪夢”が思い浮かび判断を下せずにいるのだ。会社関係者は「当時、発電所増設を推進する過程で市全体が反対デモの場に変わったようだった」として「特に地方自治体の要求事項が過度に多く“これを機に大きな利益を得よう”という印象を受けた」と話した。
来年末の完工を目標に京畿道のある産業団地に小規模火力発電所の建設を進めているB社は、韓国政府の環境部がブレーキをかけ、地団駄を踏むばかりだ。環境部が汚染物質排出の少ないLNG発電所を建設すべきだという立場に固執してるからだ。この会社の関係者は「着工が遅れれば、工場などの入居予定企業らがそっくり被害を受ける境遇なのに」と惜しんだ。