【コラム】米中が新冷戦始めるのに韓国は無策(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.09 10:10
先月23日、習近平中国国家主席は香港~マカオ~珠海を連結する世界最長55キロメートルの橋の開通式に参加した。香港とマカオは、中国人が自ら「恥辱の100年の歳月」と命名した西欧列強の中国侵奪期にそれぞれ英国とポルトガルの植民地に転落し20世紀末に中国に返還された地域だ。
「アジアのシリコンバレー」になった深セン、ラスベガスを凌駕するカジノ産業メッカになったマカオ、世界最高水準の経済躍動性を誇る香港を連結するこの三角地域を21世紀の世界経済地図を変える革新経済区域にするというのが中国の構想だ。
21世紀初期、米国に次ぐ世界2位の経済大国に浮上した中国。中国の疾走はいつまで続くだろうか。中国は「恥辱の100年」の記憶からどれほど遠くに進んだのだろうか。その日の開通式で習近平主席の頭の中は太平洋の向こう側の米国でいっぱいだっただろう。