韓国「無差別殺人」女性被害者の追悼の波が拡散(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.20 15:37
「すみません。こんな地獄のような世の中で、男だから再び生き残った」。
ソウルの江南(カンナム)駅10番出口のガラス壁を埋め尽くしたメモの1枚に書かれていた文だ。17日、江南駅近隣の建物の共用トイレで起きた20代女性の殺人事件が被害者追悼の動きをこえて女性嫌悪(ミソジニー)に反対する市民運動に広まっている。人々は「女性が安全に暮らせる社会を作らなければならない」と声を高めている。事件を捜査中のソウル瑞草(ソチョ)警察署は、ひとまず犯人の精神分裂症が深刻だと確認されただけに、女性嫌悪の犯罪と規定するのはまだ早いという立場だ。だが人々の怒りはおさまっていない。