<土地不正購入疑惑>史上初の韓国大統領府の家宅捜索か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.12 09:04
李明博(イ・ミョンバク)大統領のソウル内谷洞(ネゴクドン)私邸用地購入疑惑事件特検チームが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護処に対する家宅捜索令状の発行を裁判所から受けたことが11日、確認された。これまで検察と特検を含むいかなる捜査機関も、青瓦台を家宅捜索したことはない。
特検チーム関係者はこの日、「青瓦台に対する強制捜査の前例がないだけに(家宅捜索の)具体的な方式を検討中」と述べた。すでに特検チームは捜査に必要な資料を任意提出形式で送ってほしいと、青瓦台警護処と総務企画官室に何度か要求している。しかし李大統領の息子・李始炯(イ・シヒョン)氏(34)が叔父・李相殷(イ・サンウン)ダース会長から現金6億ウォン(約4500万円)を借りる際に作成したという借用証原本ファイルなど核心資料は確保できなかった。
李始炯氏が検察に提出した書面陳述書を代筆したという行政官が誰かもまだ確認できていない。このため特検チームは史上初めて青瓦台家宅捜索カードを取り出したという。特検チームは14日に1次捜査期間満了を控えている。特検チームは9日、李大統領に捜査期間を15日間延長するよう要請したが、まだ承認は受けていない。捜査期間を延長できなければ、特検チームが家宅捜索できる日は12日と13日だけだ。