【社説】会社の金と自分の金を区別できない企業家
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.16 10:24
国内2位の鶏肉加工メーカー、マニカーのハン・ヒョンソク会長が会社の金132億ウォン(約10億円)を流用した容疑で法廷に立つことになった。ハン会長は横領した金でソウル江南(カンナム)の高級マンションに個人名義で投資し、このマンションの最上階ペントハウスを購入した。18件の借名口座を開設し、個人金庫のように必要時にお金を流用してきたという。創業者という理由で、会社の金が自分の金、自分の金が会社の金という誤った考えで会社の財産を使う犯罪をしたのだ。
オリオングループの譚哲坤(ダム・チョルゴン)グループ会長一家とチョ・ギョンミン社長は会社の金19億7000万ウォンを個人的に使用し、検察に摘発された。譚哲坤グループ会長はチョ社長を通してラムボルギーニ・ガヤルド、ポルシェ・カイエンなど数億ウォン台の高級外国車のリースを会社の金で受け、子どもの通学などに使った。自動車リース料、自動車保険料、自動車税など約5億7000万ウォンは会社の金で出した。財界序列30位圏ほどの中堅企業がこの程度のモラル水準とは驚く。