宮崎駿監督が引退「1つのジャンル50年もやって、終わらせる時に」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.09 15:41
では彼は、引退後どんな道を選ぶだろうか。彼は会見でこんな話をした。「(引退後に)やりたいことはある。だが実現できなければ恥ずかしいので話さない」。それでも宮崎監督が政治に飛び込むとか原子力発電所の反対運動や改憲阻止活動などの“大層な”仕事をすることはないようだ。彼は7月の参議院選挙前にスタジオジブリの雑誌を通じて、改憲を推進する安倍政権を猛非難した。会見でもこれに関連した質問が出てきたが、彼の返事は淡泊ながらも明確だった。
「私は文化人ではない。文化人になりたくもない。私はまるで町工場のおやじだ。ただ自宅と職場を私が車を直接運転しながら往復できる間は“仕事”を続けるだろう。私は50年間、世の中の子供たちに『この世は生きるに値するんだ』ということを伝えたかったし、それは今でも同じだ。今後10年間はそうするつもりだ」。