高齢化で医療・看護需要増えるのに…アベノミクスの敗因とは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.20 08:57
アベノミクスが消費税に足を引っ張られ事実上頓挫し、日本が再びデフレの恐怖に包まれた。日本政府は1990年代のバブル経済崩壊後、デフレ脱出に向け莫大な資金を投じた。雪だるま式に増えた財政赤字を解消するため4月に消費税引き上げに出たが消費沈滞という逆風を浴び2四半期連続でマイナス成長を記録した。安倍晋三首相は消費税率の追加引き上げ計画を撤回することにした。日本のデフレを研究してきた近畿大学経営ビジネス学科の飯島高雄教授にデフレの原因と対策を聞いた。
――日本はなぜ“失われた20年”を体験することになったのか。
「デフレの原因を正確に診断できないからだ。産業構造(供給)が需要変化に対応できなかったことが最も大きい。人口動態の変化も考慮すべきだが少子高齢化を考えてみるべき。消費を引っ張る自動車や家電製品のような耐久消費材の需要は増やしにくい。むしろますます冷え込む。ところが供給は需要を超過している。その上輸入もあふれている。需要不足と供給超過状態が慢性化しデフレが続いている」