宮崎駿監督が引退「1つのジャンル50年もやって、終わらせる時に」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.09 15:40
日本アニメの巨匠、宮崎駿監督(72)が引退するというニュースは、十分にメガトン級の爆弾だった。日本ではないイタリアのヴェネツィア国際映画祭の記者会見場で、それも宮崎本人ではない彼が所属する制作会社「スタジオジブリ」の社長の口から引退という言葉が出てくるやいなや、日本列島に衝撃が走った。
ニュースが伝えられた1日の夜からほとんどすべての放送局がトップニュースで取り扱い、新聞も1面で大きく扱った。日本が世界に自慢できる人物の1人である宮崎監督はなぜ今、退こうとするのだろうか。
引退の一報が出てから5日後の6日、宮崎監督が用意した記者会見場には13カ国から600人以上の記者たちが集まった。投げかけられた質問だけで30余り。1時間半の記者会見は、まるで宮崎人生の縮小版のようだった。笑いと真剣さ、そして一般の人たちが決して見過ごせず、共有するほかのない哲学と世界観がそこにはあった。