7000億ウォン投じた韓国の文化施設 開館1年も経たずに雨水漏れ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.06 14:48
今月4日、光州広域市東区光山洞(クァンジュクヮンヨクシ・トング・クァンサンドン)の国立アジア文化殿堂こども文化院。ガラスのドアを開けて内部に入ると、作業員4人がエレベーター近くの空間で内部壁材を引き剥がしていた。梅雨による大雨が降った3日に雨漏りした部分に対する防水作業を行うためだ。高所作業車に乗って天井側に近づいた作業員は、汗を流しながら作業を行っていた。この日、アジア文化殿堂の至る所でこのような作業が進められた。昨年11月に正式開館したアジア文化殿堂で漏水被害があったためだ。アジア文化殿堂は7000億ウォン(約611億円)の予算が投入された超現代式建物だ。
5日、アジア文化殿堂によると、梅雨のあった3日から4日にかけて、殿堂の建物内部に雨漏り被害が出た。雨漏り現象が発生した場所はアジア文化殿堂にあるこども文化院と文化情報院・文化創造院・民主平和交流院・芸術劇場など5つの空間のうち3つの空間・10カ所余りにのぼる。
週末と休日を迎えて、アジア文化殿堂を訪れた観覧客は雨をよけて観覧しようと不便を強いられた。子供と一緒に観覧に来た市民は、雨水のために滑りやすくなった床で子供が転倒するのではないかとやや緊張した面持ちだった。小学生の子供連れで観覧に来たパク・ソンミさん(40)は「開館から1年も経っていない建物で、1、2カ所ならまだしも10カ所余りも雨漏りするというのが理解ができない」と話した。