「韓国は米国でなく中国の味方に」…習近平主席、文大統領に迂回的な圧力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.28 09:18
ドナルド・トランプ米大統領と主要20カ国(G20)会議で「世紀の談判」を2日前にして習近平中国国家主席が韓国に向かって二重のメッセージを発信した。27日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会って北朝鮮の非核化問題を取り上げる一方、米中紛争の局面で中国の肩を持ってほしいと迂回的に圧力をかけたからだ。
中国中央放送(CCTV)によると、習主席はこの日、文大統領に「中韓協力は完全にお互いに利益になりウィンウィンになるべきで、外部から圧力を受けてはならない」として「韓国は両国間関連問題を円満に処理することを重視しなければならない」と話した。
「外部からの圧力」は韓国でも中国でもない第三者を意味する表現で、米国を意味するということで外交専門家の見方が一致する。また、習主席が取り上げた「両国間関連問題」はTHAAD(高高度ミサイル防衛)体系の配備をめぐる韓中葛藤を指したものと解説される。CCTVのこのような報道は青瓦台(チョンワデ、大統領府)が伝えた韓中国首脳会談のブリーフィング内容にはなかった表現だ。CCTVは韓中首脳会談が終わって1時間40分でこのように報じた。