【コラム】ある中年公務員が人生をあきらめる時=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.27 14:46
悲劇的な選択をする25日前、特別昇進者が発表される。すぐ隣の部署の係長は昇進したのに、65氏はそのままだった。親しい人にこう話していた。「多面評価の点数が良くなかったのだが、(誰かが私を)追い落とそうとして親しい人たちをわざわざ評価者から外した」。65氏は眠れない日が多くなる。妻が休暇を出して病院治療を受けろと勧めたが「仕事が多い」と言って断った。そして運命の日曜日がくる。リビングのベッドにぼうっと座っていたが、部下に文字メッセージを送った。「月曜日の進行管理を徹底しなさい」。そしてこのような遺書を残し、戻ることのできない道へと向かった。
「本庁からは小言ばかり言われ、人員が補充されず仕事ははかどらず…誰に訴えろという話でしょうか…冷や飯を食わされるドングリの境遇…閑職で苦労している職員を優遇すべきです」。