中国月探査機「嫦娥4号」打ち上げ…史上初めて月の裏側の着陸目指す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.10 09:32
中国月探査機「嫦娥4号」が8日、四川省の西昌衛星発射センターから成功裏に打ち上げられた。新華社通信はこのような事実を9日に公開した。プロジェクト担当者は「嫦娥4号の打ち上げが成功裏に行われた」と述べた。
嫦娥4号は月の裏側探査を目的に開発された。米国航空宇宙局(NASA)のアポロ有人宇宙船を含め、これまでさまざまな形態の月面探査機が打ち上げられたが、月の裏側の探査に挑戦するのは今回が初めてだ。月は自転と公転周期が27.3日と同一で、地球から月の裏側を見ることはできない。このような理由で、これまで月の探査は裏側では実施することができなかった。中国はこのような問題を解決するために今年5月に通信中継衛星を打ち上げた。韓国語で烏鵲橋(オジャッキョ)を意味する通信衛星「鵲橋」は、嫦娥4号と地球の間での通信ができるように電波中継を担う予定だ。