【特別寄稿】G20、世界経済成長のために力を合わせなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.29 10:54
今週末、主要20カ国(G20)首脳会議が中国・杭州で開かれる。G20は2008年の金融危機の際に迅速な政策共同歩調を通じて危機を克服し、最近では「世界経済低成長克服と成長潜在力拡充」という根本的な課題を解決するために努力している。
世界経済は低成長の長いトンネルを過ぎている。世界経済成長率は今年3.1%、来年3.4%と予想され、2008年の金融危機以前の水準である5%台を回復することができずにいる。過去7%台だった世界貿易増加率も金融危機以降は3%以下に急減した。これに加え6月の英国の欧州連合(EU)離脱投票可決など予想できなかった衝撃が発生し、難民問題とテロ発生などグローバル政治・経済環境は日々複雑になっている。一部の国は貿易障壁を高めるなど自国の利益を優先視する政策を推進し、世界経済がどの方向に飛んでいくかもわからない不安定な状況を招く可能性がますます大きくなっている。これに対しG20はグローバルリーダーシップを発揮し、世界経済が成長経路を確保して「安定的均衡」を取り戻していけるよう共同の努力を傾けていかなければならないだろう。