海外韓人社会は極端な集団主義…同胞が事故を起こせば共同罪悪感
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.05 17:35
他の国・集団の視線を気にする点が論議を呼ぶケースは米国の韓人社会でも何度かあった。1985年1月、米シカゴで韓人(当時36歳)が保険金を狙って放火事件を起こした。25万ドルの火災保険金を目当てに韓人の友人(当時37歳)を引き込み、自分が所有する建物に火をつけたのだ。消火の過程で現地消防署員3人が死亡した。主犯の韓人は韓国に逃避し、米国の国際捜査協力要請で韓国の警察に捕まり、法の審判を受けた。
興味深いのは、当時の事件とはいかなる関係もないシカゴの韓人が自発的に殉職消防署員の遺族に謝罪をしたということだ。さらに遺族のための募金まで行った。しかし当時シカゴ現地社会は「理解できない」と反応だった。犯罪者の罪になぜ韓人社会が動くのかということだった。
似たようなことが2007年にも起きた。同年4月16日、米バージニア州バージニア工科大で米史上最悪とされる銃乱射事件が発生した。32人が死亡したこの事件の犯人は韓国国籍の米永住権者チョ・スンヒ(当時23歳)だった。