「韓国、経済は世界10位圏…大学は100位入りも果たせず」

「韓国、経済は世界10位圏…大学は100位入りも果たせず」

2017年11月29日09時49分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国学中央研究のアン・ビョンウク院長は「韓流が成長し続けるためには韓国の文化で内容が満たされなければならない」と話した。(写真=韓国学中央研究院)
  「業務引継ぎ委員会がないためだろうか。現政権の国政企画諮問委員会で100大課題を発表する時『学術』『学問』という言葉は最初からなかった。懸案を扱うからというが、その懸案の土壌になるのが学術と学問だ」

  28日、ソウル光化門(クァンファムン)で就任後初めて記者懇談会を開いた韓国学中央研究院(以下、韓中研)のアン・ビョンウク院長は「100大課題というと大体のものは入る。そこから抜けているから今後も学術政策を国家的主要課題にすることができるか疑問だ」と指摘した。現代史を専攻した進歩性向のアン新任院長はカトリック大学国史学科の名誉教授だ。韓国歴史研究会長と真実と和解に向けた過去史整理委員会委員長、共に民主党倫理審判員長などを努めた。彼に韓国学と韓国文化がなぜ重要なのか尋ねた。

  「韓国の輸出入の経済規模は世界10位圏だ。スポーツも10位圏だ。ところで大学を見てみると、世界100位入りも果たせていない。さらに韓国学を勉強するために日本に留学に行くほどだ。質的な側面で学問のボリュームがそれだけ小さい」

  --韓国学の質的なボリュームがなぜ重要なのか。

  「朝鮮の王は合わせて28人だ。高く評価されている2人の王を挙げれば世宗(セジョン)と正祖(チョンジョ)だ。世宗は集賢殿(チピョンジョン)を、正祖は奎章閣(キュジャンガク)を建てた。両王は領土を拡張したのでもなく、福祉政策を大きく増やしたわけでもなかった。彼らが他のすべての王と差別化される点は学問政策と文化政策だった」

  --なぜ学問と文化が重要なのか。

  「最近は韓国の大衆文化が海外で花を咲かせている。だが、韓流が英国の文化、ドイツの学術のようにグローバル社会で認められ、成長し続けるためには韓国の文化で内容を満たさなければならない。われわれは歴史の中ですでにその内容を持っている」

  --それが何だろうか。

  「世界には中東のメソポタミア文明、仏教を中心にしたインドのインダス・ガンジス文明、儒教を中心にした中国の黄河文明、西洋のキリスト教文明などがある。このすべての文明を蓄積している国は韓国しかない。われわれには古代原始社会のシャーマニズムもあり、仏教文化を受け入れて1000年間花を咲かせ、儒教に限っては世界最高の正統イデオロギー支配を受けた。キリスト教文明も他の国に伝播するほどだ。それだけにわれわれは世界文明に対する理解度を体得している。それがわれわれのDNA(遺伝子)の中に流れている。韓国人の体の中に人類のすべての文明的要素がある。それがわれわれの資源だ」

  アン院長は韓国が偉大だという話をするのではないと話した。「われわれが持っている資源を学問的に整理する必要があるということだ。それでこそ多様な窓口として使うことができる。それが韓中研がすべき課題だ」。

  --韓中研が「国定教科書論争」など政治的懸案を追いかけ、当初の設立目的を疎かにした側面もあるのではないのか。

  「その間政治的必要によって動員された側面もあった。だが、『国定教科書』問題はちょっと違う。韓中研レベルでの対応でなく、研究者個人レベルでの対応だった。韓中研は本来の任務に集中しなければならない」

  --人類のさまざまな文明が韓国人の体の中に流れているといった。それは疎通と和合の可能性だ。それでも韓国社会は陣営中心の対立と葛藤が相変わらず存在するのではないのか。

  「どの社会でも基本的に対立と葛藤がある。伝統時代でもそうだった。他の見方をすれば、陣営中心の対立と葛藤をわれわれが必要以上に問題視しているのではないかと思う。それぞれ違うというのは良いことだ。ただし、その違いを受け入れて解消する過程の知恵は必要だ。日帝植民地と韓国戦争(朝鮮戦争)という大きな屈曲を経てきたことを考えれば、対立と葛藤がこの程度にとどまっているのがむしろ偉いと思われる」
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