【社説】制裁・対話並行の原則確認した北朝鮮製兵器への拘留措置
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.14 12:56
北朝鮮製の兵器を積んだ貨物機がおととい、タイで拘留された。朝米間の高位級会談が終わってから2日後だ。対話と制裁を分離するオバマ米政権の「ツートラック(two track)戦略」履行への意志を明確に示した事例と評価できる。北朝鮮が対話に臨めばいつの間にか制裁が姿を消したブッシュ政権時代のパターンを繰り返したくないということだ。
現在まで分かったところによると、北朝鮮が国連安保理決議1874号に違反したのは確実とみられる。対空ミサイルおよそ20基、対戦車ロケット砲48基など35トンにのぼる北朝鮮製の兵器を積載、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を出発し、給油のためバンコクの空港に着陸したウクライナの企業によるチャーター機をタイ当局が検査、拘留し、その背景には米情報当局による協力の要請があったという。