中国も失われた20年? 日本が作った誤答ノートが反転のカギ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.06 09:44
1989年、日本は熱かった。株価が高騰し不動産価格は暴騰した。東京・銀座の最高級飲食店は明け方まで人があふれた。日経指数は1985年のプラザ合意後の3年間で3倍、不動産は1年に70%ずつ上昇した。東京中心部を循環する山手線の内側の地価は米国全土の地価と同じという話まで出てきた。サラリーマンが東京に家を買うことは考えもできなかった。首都圏の新築マンション価格は日本のサラリーマンの平均年収の18倍に達した。
1992年、宮沢喜一首相は住宅安定のために住宅価格を5年以内に年収の5倍水準に引き下げると公言した。野党はとんでもないと批判した。しかし宮沢首相の現実性がなさそうに見えたこの政策は嘘のように成功した。不動産バブルが消え住宅価格が崩壊したのだ。東京の一部地域は5年間に10分の1に落ちたりもした。「失われた20年」という日本経済の長い冬も一緒に訪れた。