IMF、韓国の造船・海運構造改革費用2.8兆円推算
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.24 08:08
韓国造船・海運業の構造改革費用は31兆ウォン(約2兆8000億円)にのぼると国際通貨基金(IMF)が分析した。ただ、構造改革が推進されて効果が表れれば成長率と雇用率が上がり、10年ほどでこの費用を相殺できるという。
IMFは23日に公開した報告書「企業負債構造改革の効果と費用:韓国のための推定」を通じて、こうした結果を出した。2012年から3年連続で利子補償倍率(営業利益を利子費用で割ったもの)が1以下である国内企業を対象に構造改革費用を集計した。分析の結果、企業の構造改革時の銀行など債権者の損失は国内総生産(GDP)の5.5-7.5%水準だった。雇用損失は労働人口全体の0.4-0.9%と予想した。IMFは「こうした推算に基づき計算した造船業と海運業構造改革の費用は31兆ウォンにのぼる」と明らかにした。