韓経:【社説】180度変わったディーゼル政策、環境部の謝罪が必要だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.20 13:37
フォルクスワーゲンと日産の排ガス不正問題が続いたうえ、ディーゼル車の粒子状物質が大気汚染の主犯と見なされ、政府のディーゼル政策が大きく変わる兆候が表れている。粒子状物質総合対策を準備中の環境部はディーゼル車を減らすために軽油価格の引き上げを検討中という。環境部は当初、ディーゼル車に環境改善負担金を課す案を検討したが、粒子状物質対策として十分でないという指摘があり、軽油価格を引き上げる方向に意見をまとめたということだ。
その間、「ディーゼル車=エコカー」として環境改善負担金を猶予するなど各種インセンティブを与えてきた政府だ。ディーゼル車の排出はガソリン車より少ないとして「低公害車」認証を与え、優遇措置を取った。その政府が今では完全に態度を変え、「ディーゼル車=大気汚染の主犯」として需要抑制策を準備しているのだから、国民は戸惑うしかない。政府の政策に合わせてディーゼル車の開発競争をしてきた業界も同じだ。