当局が平壌住民60万人の強制移住を準備中…反体制分子の除去が目的か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.11 15:39
北朝鮮当局が平壌(ピョンヤン)に暮らしている住民のうち約60万人を別の地域に放出する大規模移住措置を準備中であることが確認された。北朝鮮消息筋は10日、「平壌人口約260万人のうち約60万人を、市の境界の外側や平安道(ピョンアンド)など別の地域に移住させる事実上の強制移住計画」としながら「金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の指示に従ったもの」と伝えた。計画通りに移住が実施された場合、過去最大規模の平壌市人口変動になるものとみられる。
消息筋は「今回の措置は『平壌市人口調節』という名目で施行されるが、実際は出身成分や生活水準などを考慮した露骨な差別政策」としながら「労働党員をはじめとする核心階層を主軸に平壌市の居住民を純血化するという意図」と分析した。反体制分子や動揺層を平壌市内に住まわせないようにして体制結束を固め、危険要素を遮断しようとする措置と解釈できる。