<韓国旅客船沈没>検察は沈没原因究明に注力…船会社オーナー一家の捜査も加速
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.04 12:29
セウォル号沈没事故を捜査中の検察が、沈没原因の究明に捜査力を集中している。3日現在で検察と警察の合同捜査本部はセウォル号の生存乗務員20人のうち15人を逮捕するなど事故責任者の身柄を全員確保した。また、木浦(モクポ)海洋警察状況室と全羅南道(チョンラナムド)消防本部の119状況室を家宅捜索するなど、事故の初動対応と救助過程に対する疑惑を明らかにすることにも集中している。
検察の捜査はセウォル号沈没原因の究明に集められている。沈没過程シミュレーションだけでなく今後セウォル号の引き上げが完了すれば正確な究明が可能だが、現在としては可能な疑惑をすべて明らかにするという方針だ。
合同捜査本部は2日、セウォル号を無理に増築し規定以上の貨物を積んだ容疑で清海鎮(チョンヘジン)海運の海務理事と物流チーム次長を逮捕した。セウォル号に貨物を多く載せるため船のバラスト水を抜いたという容疑が提起されたのに伴ったものだ。物流チーム次長はセウォル号が沈没していた先月16日午前9時38分ごろに電算記録を改ざんしセウォル号の積載貨物量180トンを縮小したことが明らかになった。