【グローバルアイ】「自民党の圧勝、これは実話か」

【グローバルアイ】「自民党の圧勝、これは実話か」

2017年10月31日10時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  衆議院選挙が行われたが、日本の政治は変わっていない。「『安倍1強』の独走が気に入らない」「アベノミクスは全く体感できない」「憲法9条改正に反対する」などの声が絶えず出ているが、自民党はむしろ力をさらに強めた。「生きづらい。変えてみよう」というのが韓国の政界だが、日本ではなぜ変化が起こらないのか。

  選挙の序盤、民進党の党代表が公認を放棄した。公認権を新生政党に任せた。流行語のように「これは本当に実話か」だ。韓国ならどんなことになっていただろうか。すぐに党代表から退けという声を浴びたはずだ。二度と政界に足を踏み入れることができないほど厳しい世論にさらされたかもしれない。

  しかし党の所属議員は概して代表の決定にうなずいた。後になって一部が「無所属で出馬する」と手をあげた程度だ。見兼ねた支持者が党を作れなどと後押しした。新生立憲民主党の55議席はそのようにして生まれた。

  安倍晋三首相を支持しないという40代の知人に尋ねた。知人は「北朝鮮を政権延長に利用するのが最も気に入らない」と言いながらも「今回の選挙で自民党候補に投票した」と語った。安倍政権の延長につながるという点を知りながらだ。このような矛盾する行動をどう理解するべきか。

  「安定感のためだ。日本ではかつて首相が毎年交代し、名前も分からない時期があった。安定的に一人の首相が長くするのがいい」という言葉が返ってきた。「現政権が気に入らなければ野党(立憲民主党)に投票するのがよいのでは」と尋ねると、一緒にいた別の知人も首を横に振った。

  立憲民主党の前身の民主党は2009年から3年間に3人の首相が交代し、アマチュア政治を余すところなく見せた。経験が不足している状況で政権を握ったため実力がなかった。その後は機会をつかめず実力をつけられない悪循環の中に置かれたのが日本の野党の現実だ。

  変えたくても代案がない国民はほとんど自暴自棄状態と変わらない。53.8%の歴代2番目に低い投票率、「支持政党なし」 という正体不明の政治団体に12万票以上が集まるのを見ると、政治に対する日本国民の関心がどれほど遠ざかっているかが分かる。

  「生きづらい。変えてみよう」が韓国式なら、「できれば変えるのをやめよう」が日本式の情緒という点を改めて感じた。日本で強い野党を見るにはかなりの時間が必要と思われる。私たちはその間、自分たちが望む方向で日本を眺めてきたのではないだろうか。安倍首相が最長寿執権記録を目の前にしている今こそ冷静な分析が必要な時だ。

  ユン・ソルヨン東京特派員
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