【社説】韓国大統領選の開票不正“怪談” サイバー空間は自浄能力見せるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.02 17:48
第18代韓国大統領選挙が終わって半月が過ぎたが、サイバー空間では大統領選挙結果不服運動がまだ続いている。文在寅(ムン・ジェイン)民主党候補に不利となる開票不正があったため、票の再点検する必要があるということだ。また票の再点検が完了するまでは選挙の結果に従わないという主張だ。あるネット上の討論の場では、「票の再点検請願」オンライン署名が20万人を超えたという。
常識的に疑われるような事実があれば、当然、票を再点検しなければならない。しかし今サイバー空間を飛び交う主張のほとんどは、客観的・合理的な根拠が薄く、誰かが大衆を扇動するためにまき散らした、意図的で、あきれるような内容も含まれている。「適切でない開票機を使った」 「一部の地域で投票者数と開票結果の投票数が一致しない」という主張は、開票の過程に対する誤解と情報不足から生じる。「不正選挙を隠すために急いで投票紙を焼却している」「ソウル地域で200万票の無効票が発生した」など、悪意の“怪談”まで出ているのは非常に心配される状況だ。