【取材日記】「6000人中国人観光客軍団」が残した宿題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.31 10:12
中国のアオラン(傲瀾)グループの役員6000人で構成された「中国人観光客軍団」の仁川(インチョン)訪問は大きな関心と反響を呼んだ。ドラマ『星から来たあなた』の撮影地という特色を生かして月尾島(ウォルミド)で4500人が参加した「チメク(チキンとビール)パーティー」は興行大ヒットだった。劉正福(ユ・ジョンボク)仁川市長の言葉のように、仁川は「観光不毛地」から「観光のメッカ」に飛躍する可能性をのぞかせた。
仁川市が大規模な団体観光客を誘致して、低迷していた地域の雰囲気に肯定的な刺激を与えたのは拍手を受けるに値する。しかし大騒ぎするばかりで実益を得られなかったという指摘も出ている。いまだ満足するには依然として渇望状況で行く道は遠い。物静かに点検して補完すべき点などがたっぷりと発見されたためだ。
数日間、中国人観光客が通り過ぎた観光地を再び記者が直接行ってみたところ「よくやったけれども残念だった」という反応が多かった。