ヤマハのゴルフクラブの軽快な音…その裏には130年の楽器技術(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.08 13:21
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2003年に発売されヤマハのルッサンスを牽引したインプレス(写真=ヤマハ)
そのためヤマハのゴルフクラブに対する理解は楽器製作過程に対する理解なくしては不可能だ。浜松のヤマハ楽器工場は東京ドームの大きさの5倍に当たる82万6446平方メートルに上る。ピアノ製作には約8000個の部品が使われ、鍵盤1個当たり300回のテストをするほど工程が細かい。グランドピアノの場合、木材の乾燥から始まり工程だけで約2~3年が必要とされる。見学ガイドは「熟練した職人が最後の調整をしてようやくひとつの作品が完成する。人の手を経て最終的な作品が完成するため同じピアノでも微妙な音の違いがある」と説明した。
こうした楽器開発ノウハウがゴルフクラブにも使われた。ゴルフクラブ研究から楽器を開発する時に使われる半無響室で行われる。フェースとソールなどにレーザーを撃って打球音を測定した後、最も理想的な音を探す研究だ。楽器だけでなくバイクを開発して蓄積された鉄とカーボンを使うノウハウもやはりクラブにそのまま使われる。