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<ロッテ経営権紛争>辛格浩総括会長「次男を韓国会長に任命していない」 ロッテ側「会長5年目だが…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.03 09:42
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辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)ロッテ総括会長(94)が2日、映像で自分の立場を明らかにした。ロッテの経営権紛争後、辛総括会長が自分の意見を明らかにしたのは初めてだ。辛格浩総括会長はKBS(韓国放送公社)などで放映された映像で、「ロッテグループに関連し、残念な姿を見せて申し訳なく思う」と述べた。辛格浩総括会長は準備した原稿を見ながら韓国語で話した。

辛総括会長は「今日はっきりさせたいのは、私が次男の辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)を韓国ロッテ会長、韓国ロッテホールディングス代表に任命したことはないということ」とし「70年間ロッテグループを育てた父の私を排除しようとするのは到底理解できず、許せない」と明らかにした。続いて「辛東彬の分別力を失わせた参謀を残念に思う」と付け加えた。辛総括会長はこの日、ロッテホテル34階の執務室でこうした内容の映像を録画した後、辛東彬会長と後継争い中の長男・辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテホールディングス副会長(61)を通じて公開した。

しかし韓国ロッテグループ側は辛格浩総括会長の立場発表に対し、法的効力を認めにくいという立場だ。

 
ロッテの関係者は「辛東彬会長はすでに2011年に韓国ロッテ会長に公式任命されて5年目だが、辛総括会長が事実と違う話をした。また辛総括会長が話した『韓国ロッテホールディングス』は存在もしない法人」と述べた。会長任命の事実を忘れ、法人名も混乱すること自体が正常な判断で述べたものか疑わしいということだ。ロッテの関係者は「先月31日、辛総括会長は役員業務報告の席で辛東主前副会長に『お前は誰だ」と3回も尋ね、辛東主前副会長が大きな声で3回ほど答えるのを聞いた」と伝えた。辛総括会長の健康状態をめぐる論争がまた広がりかねない。ロッテ側は「辛東主前副会長側が高齢の総括会長を利用し、前例のない映像を通じて歪曲された法的効力もないメッセージを伝えている」とし「グループの安定を害する行為に対し、法と原則に基づき厳正に対処する」と明らかにした。

辛東主前副会長はこの日、ある放送局のインタビューで、「(父は)1兆ウォン(約1060億円)以上の(中国事業の)損失のため弟に怒りを感じている。また『昭夫(辛東彬)から賠償を受けろ。刑務所に入れろ』と言った」と話した。続いて「7月初めに辛格浩総括会長が辛東彬会長をひどく叱って殴り、その後、弟は父を訪ねていない」と主張した。

辛東主前副会長は「先月6日に弟と(問題の解決について)話したが、残念ながら弟は最後まで戦うと私に宣言した」とも語った。

辛東主前副会長は「(日本ロッテホールディングス)自社株が(私に)賛成すれば、現在の(弟側の)取締役をすべて入れ替えることができる」とし「株主総会で勝利する場合、解任された取締役を復帰させ、父の辛格浩会長をまた代表取締役にする」と話した。

一方、辛東主前副会長は韓国語を話せないことに対する批判的な世論を意識したかのように、インタビューの最後に韓国語で「国民の皆様に申し訳ない」と話した。

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