韓国国家情報院長「金正恩、3年以内の武力統一いつも豪語」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.09 14:57
南院長によれば北朝鮮が建設中の美林(ミリム)乗馬クラブ、文殊(ムンス)プール施設、馬息嶺(マシクリョン)スキー場などにかかる費用は3億ドルで、北朝鮮の全住民が2~3カ月で食べる80万トンのとうもろこしをまかなえる金額に達する。南院長は「北朝鮮内部の幹部間では金正恩のリーダーシップに対する冷笑的な見解が広がっており、保身主義・面従腹背現象が蔓延している」として「4月には海外派遣者らに対し同伴家族1人を除いて全員北朝鮮に召還するようにしたが、反発のため9月に撤回するなど民心離反が深刻化している」とした。南院長は銀河水(ウナス)管弦楽団の団員約10人の銃殺説も事実だと確認した。最近、日本メディアなどは金第1書記の李雪主(リ・ソルジュ)夫人に関したセックススキャンダルを防ぐためにこの楽団の団員が銃殺されたと報道した。南院長はただし「李雪主が関連しているかどうかは分からない」と答えた。
◆李石基(イ・ソッキ)の肉声テープ、情報委で公開=南院長は内乱陰謀罪で起訴された統合進歩党の李石基議員に関連して「李石基議員を警護する30人の警護チームがあり、彼らは週3回の体力鍛練と月1回の山岳訓練をしていた」という事実を公開した。鄭清来(チョン・チョンレ)議員は「南院長がニトログリセリンで作った私製爆弾で爆破実験をする動画を見せた」として「ニトログリセリン110ミリリットルで作った爆弾の殺傷半径は30メートルだった」と説明した。国家情報院は李議員らが参加した「合井洞(ハプチョンドン)の集い」の録音内容も公開した。鄭議員は「録音を聞いてみると李石基議員の音声が合っていた」として「『総攻撃命令が下れば速度戦で、一体になった強力な集団的な力によって各同志たちが自分の哨所に置かれている無窮無尽の創造的発想で私たちお互いのために…』などという内容が含まれていた」と伝えた。