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【社説】虚偽ニュースがのさばれば偽りの大統領が出てくる=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.11 14:42
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1カ月を切った大統領選挙キャンペーンが刺激的で衝動的な空気に包まれている。大統領候補の資質や政策、彼らの人的資産、国をどの方向に導いていくというビジョンに対する論争は少ない。その代わり、相手を誹謗し、粗探しをするために偽りと悪意で彩られた言葉が満ち溢れている。中央選管委が出した資料によると、4月9日現在、虚偽事実の公表や陰湿な攻撃・誹謗などが確認され、オンライン上から削除されたサイバー違反行為が1万8800件にのぼったという。YouTube(ユーチューブ)の動画に特定候補を「赤」だと追い詰めたり、ウィキ百科に選挙候補を「朝鮮民主主義人民共和国の政治家」と捏造した文章を掲示した事例が含まれている。フェイスブック・BAND(グループコミュニケーションアプリ)・掲示板・ブログは言うまでもなく、ジャーナリズムを堂々と標ぼうしているインターネットメディアまで無差別的な虚偽情報の棲息地に変質した。

2012年の大統領選挙時はサイバー削除事例が7200件だったという。4年間で2.6倍にも増えたのだ。今後1カ月間、どれほど多くの虚偽情報が世の中を揺さぶるのだろうか。虚偽ニュースの流布は最近急速に発達したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が作り出した1人メディアの負の側面だと解釈することができる。しかし、さらに決定的な要因は「朴槿恵(パク・クネ)弾劾と拘束」という旋風状況が、正常で合理的な選挙イシューを飲み込んでしまったとみるべきだ。2カ月にも及ばない短い選挙期間に焦った候補がイメージ戦争だけに没頭しているのも主な原因だ。

 
選挙戦の低質化を深刻化させる扇動的な虚偽ニュースが急増している。「文在寅(ムン・ジェイン)やくざ」「安哲秀(アン・チョルス)新天地(韓国でカルト教団とみられている「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」の略語)」「安哲秀天安艦」のような中傷宣伝物だ。これらの検索語を入力すると文在寅候補が地域JC(青年会議所)メンバーと撮影した写真がヒットするが、メンバーの中にやくざがいるから文候補は暴力団とつながっているといった呆れるような主張が展開する。安哲秀候補の国民の党江原道支部には数百人の新天地信者が加入したという、嘘か本当か分からないような主張とあわせて「国民の党は新天地党に生まれ変わろうとしているのか」という奇怪な質問もあった。

このような低質で袋小路的な情報の相当数はニュース操作専門家の手によって生み出される。扇動的なニュースが登場すると、クリック数や速報競争に駆られてとにかく記事を出そうとするオンラインメディアの無責任さも指摘せざるをえない。何よりも候補キャンプと政党関係者が真実や公益よりも相手を蹴落とそうとする“一発”を求めて迷走する選挙工学に埋没しているのが最も大きな問題だ。

民主主義は、充分かつ正確な情報を持つ有権者の合理的な選択を前提とする。政治情報は民主主義の空気と同じだ。虚偽ニュースに汚染された選挙環境では、悪い民主主義・愚衆民主主義、危険な民主主義しか育たない。私たちはしっかりした政策討論もなく、深みのある検証もなく選ばれた大統領が国をどれほど亡ぼすのか、十分知るに至った。虚偽ニュースは偽りの大統領選挙を作り出す。偽りの大統領の下で身動きもできない悪夢のような5年間を送らないようにするためには虚偽ニュースから排除しなければならない。私たち自ら賢明な有権者になるしかない。

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