【コラム】安全な韓国、国民の災難対応力にかかっている(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.26 15:29
かつて孔子は正名思想を通じ、誰もが各自の職分を尽くすならば秩序が回復し、すべての人が平安に暮らせると力説した。各自の本分に合うように行動し、社会的に与えられた役割を忠実に遂行すれば自然と社会秩序が確立されて各自の生活の質も向上するとみたのだ。
このような孔子の思想は、今日の災難安全管理分野で示唆するところが大きい。国民安全処のスタート後、初代長官として最も大きい悩み事であった「国民安全を確保するためにはどのようにすべきか」「その過程で国民安全処の役割は果たして何だろうか」という質問に対する答を探し出すのに決定的な糸口を提供してくれた。