「停電の原因を知らなかった」という韓国政府…無知も罪(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.21 10:39
崔重卿(チェ・ジュンギョン)長官はこの数値を取引所の「虚偽報告」とした。同時に被害補償財源も‘責任を共有’する韓電・取引所・発電子会社などが準備するべきだという立場を表した。「知らなかったので私たちはどうしようもなかった」というのが知経部の本心なのかもしれない。
今回の事態の渦中に電力取引所と韓電が見せた無責任な態度は非難されて当然だ。しかしそれでも「無知の罪」が軽くなるわけではない。知経部の言葉通りなら、電力需要が毎年史上最大値を更新している状況で、需給責任者とこれを監督すべき政府担当者がお互いに違う数字を見ながら‘同床異夢’するという、信じがたい状況が今まで続いてきたということだ。
電気に関して職務放棄をしたのは担当部処の知経部だけではない。政府と政界は電気料金をコスト以下に抑えながらも、急増する需要に合わせて発電所を増やすことには極めて無神経だった。今回の停電事態は結局、この無責任・無知・無神経の‘3無’が生み出した合作だ。23日(韓電)と来月6日(知経部)と続く国政監査では、この‘3無’を解決する対策とともに、真摯な自省の声が出てこなければならない。
チョン・ミングン経済部門記者
「停電の原因を知らなかった」という韓国政府…無知も罪(1)