早くも電力難…夏のブラックアウト懸念=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.11 10:17
2日、果川(クァチョン)知識経済部の電力産業課は慌しかった。初夏並みの暑さとなったこの日、午前から電力使用量が急激に増えたからだ。結局、韓国電力公社は大規模工場に節電を要請した。
この日、電力需要がピークとなった時間、予備電力は最小安定ライン(400万キロワット)に近い422万キロワットだった。緊急措置がなければ252万キロワットまで落ちたというのが知経部の計算だ。この日だけではない。9日と10日にも知経部は企業にピーク時間帯を避けて操業するよう要請した。真冬や真夏の懸念が5月初めに生じているのだ。
電力需要が最近増えたのは、例年よりも高い気温のためだ。さらに供給の減少が重なり、状況が悪化した。昨年のこの時期、電力供給能力は6900万キロワットだったが、最近は6400万キロワット水準だ。知経部のチェ・ヒョンギ電力産業課長は「今年新たに稼働する発電所はほとんどないうえ、冬にフル稼働していた発電所が最近、集中的に整備に入った影響」と説明した。