「FTA再交渉? 米国に韓国が作った雇用を強調せよ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.16 10:09
「良いことでは絶対に電話することのない関係」。
アジアソサエティーのウェンディ・カトラー副代表と金宗フン(キム・ジョンフン)延世(ヨンセ)大学経営学部特任教授は過去にお互いをこのように評価した。韓米自由貿易協定(FTA)胎動から発効までの10年にわたる交渉を指揮し互いに激しく戦っていたためだ。15日にソウルの貿易協会で2人が再会した。韓米FTA発効5周年記念行事に先立ち韓国貿易協会と中央日報がセッティングした対談のためだ。米トランプ政権の保護貿易主義基調、米国と中国のG2の緊張、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備と関連した中国と韓国の摩擦など通商問題が散在しているタイミングだ。2人は依然として異なる意見を見せた。だが信念は共有した。「貿易の基本ルールは公正性だ。韓米FTAは双方が公正性を共有できるよう合意した成功的規範」という点だ。この日の対談にはキム・ジョングァン貿易協会副会長が同席して話を導いた。