陰のある歴史も私たちの一部…韓国、ネガティブ遺産の保存に動く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.12 13:10
1/2
朴鍾哲(パク・ジョンチョル)拷問致死事件が起きたソウル南営洞(ナミョンドン)対共分室取り調べ室。現在は人権の重要性を知らせる警察庁人権センターとして使われている。
英国リバプールにある「マージーサイド海洋博物館」は大英帝国の派手だった海洋時代を凝縮している。世界のあちこちに植民地を置いて君臨した膨大な規模の貿易とスペインの無敵艦隊まで倒した英国海軍の数百年の歴史が記録されている。先月2日、記者が訪れたこの場所の最後の動線には意外にも「国際奴隷博物館」があった。英国の黄金期がどんな人たちの犠牲により成り立っていたのかを見せる場所だ。記者は1676年に奴隷が残した記録の前に立った。
「英国の人の中には悪魔がいる。彼らは全てのものに仕事をさせる。黒人に、馬に、お尻に、さらには木や風さえも」