クアラルンプールのスカイライン、韓国の技術が変える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.28 10:24
マレーシアの玄関であるクアラルンプール国際空港から車で40分ほど走ると高くそびえる超高層ビルが目に入る。映画『エントラップメント』に登場し韓国にもおなじみのペトロナスツインタワーとその周辺に作られた超高層ビルだ。これらのビルの相当数を韓国の建設会社である大宇建設が建てている。
この会社は高さ452メートルのペトロナスツインタワーに続き、マレーシアで2番目に高い310メートルのテレコムタワーと5番目に高い267メートルのKLCCタワーを完工し、3番目に高い274メートルのIBタワーを建設している。大宇建設マレーシア支社長のハン・スン氏は、「来年4月にIBタワーが竣工すれば大宇建設がマレーシアの超高層ビルトップ5のうち3棟を作ったことになる」と話す。IBタワーは大宇建設が変えたマレーシアのスカイラインの決定版だ。クアラルンプール中心街であるビンジャイ地域に建てられるこのビルは、超高層ビルでは異例の柱が内部ではなく外部に突出しているスタイルだ。通常は橋脚に使う構造で、超高層ビルに使われたことはない。業務スペースを片側にだけ設け、内部スペースを左右非対称で設計した。IBタワー現場所長のイ・ギスン氏は、「超高層ビルとしては低い方だが、施工難易度は世界最高水準だ」と話す。