【時論】米中通商戦争時代、韓国が生き残る道(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.26 09:45
2つ目、米国政界に韓国は「中国側」いう誤解を与えてはいけない。韓国政治に劣らず二極化した米国政治だが、中国牽制については超党派的な合意がある。国家安保に関連した米国技術の海外流出を規制しようという強力な法案が共和・民主両党の支持を受けて推進されている。クアルコムを買収しようとしたブロードコムの計画の不許可はこうした背景から出てきた。ブロードコムの背後に中国政府の影を米国は見たのだ。韓国が明確な態度表明をためらえば韓国企業の米国投資も暗礁に乗り上げる可能性が高い。
3つ目、通商ネットワークを強化してファイアウォールを高く築かなければいけない。米国が抜けたが依然として生き残った包括的および先進的なTPP協定(CPTPP)の加入を前向きに検討する必要がある。CPTPPは国家統制下の中国経済を開放と革新の道に引き込む戦略だ。韓国がCPTPPの外側にいれば中国が韓国にだけに自国の市場を開くことはない。低姿勢の通商外交は中国の虚勢をさらに強める。