ショッピング中毒は女性の間で多く見られる。高校２年生の女性は夜中の１～２時までインターネットの通販サイトを見て回るのが趣味だ。多様なブランドのリップグロスを５０個買い集めたショッピングマニアだ。彼女は相談員に、「最初は見るだけにしようとサイトにアクセスしたが、ほしい気持ちが我慢できなくなった。小遣いがなければ母親のカードを使って決済したりもする」と打ち明けた。

初期中毒症状が無条件で激しい中毒につながるわけではない。専門家らは重症となる人は概ね、回避したい現実があると指摘する。寂しかったり、勉強をするのがいやだったり、就職をめぐるストレスが激しかったりという問題を持っているという。

昨年高校を卒業した無職の男性は、校内暴力のためゲーム中毒に陥った。中学３年生のときにクラスメートに激しく暴力を振るわれ、何日か学校に行かなかった。それからは友人とはつきあわずにオンラインゲームにばかりすがっていた。寝る時間を除いて１日１５時間前後をゲームに費やした。インターネット中毒予防相談センターのオム・ナレ専任研究員は、「実態調査で障害者や無職者、片親家庭など社会的弱者がインターネット中毒に陥るケースが多いことがわかった。社会的弱者はインターネット使用を制限する人がいなかったり、インターネット以外に他の遊び道具がないケースが多いため、特別管理が必要だ」と話している。中央大学医学部精神科のハン・ドクヒョン教授は「うつ病や不安症など精神疾患のある人は中毒になりやすい」と注意を呼びかけている。




ネット中毒２００万人…買い物や龌索にはまる大人が増える（１）

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