訪米中の韓国国防部長官、戦術核にまで言及
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.01 09:11
米国を訪問中の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は先月30日(現地時間)、ジェームズ・マティス国防長官、ハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)とそれぞれ会談を行い、原子力潜水艦の導入や戦時作戦権転換問題、ミサイル指針改正などについて協議した。この日の会談では中でも特に戦術核配備が取り上げられた。具体的な議論事項は、国家機密という理由で詳しく明らかにされなかったが、軍事能力や韓半島(朝鮮半島)安保政策を今後揺さぶるような変化が起きているとみることができる。
同席した政府関係者は「宋長官が『(韓国内の)野党や保守層が韓半島安保の懸念を払拭するための方策(戦術核武器の再搬入)まで議論している』という立場を伝えて戦術核問題に言及した」と明らかにした。
この関係者は「宋長官はミサイル指針改正の必要性と拡張抑制戦略的資産配備の必要性を説明する過程で、戦術核武器の再搬入問題について触れた」としながら「米国側も韓国内で議論されているこのような事実を理解して韓半島内における安保の必要性について共感した」と伝えた。ただし、この関係者は「具体的な協議はなかった」と付け加えた。