<第19代大統領・文在寅>迅速な人選…「首相、秘書室長、国情院長」指名
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.10 15:58
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10日、国会で就任宣誓式を終えた後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)に向かっている。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10日午後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)春秋館で新政権の首相候補に李洛淵(イ・ナクヨン)全羅南道(チョンラナムド)知事を指名した。文大統領は国家情報院長候補に徐薫(ソ・フン)元国家情報院3次長を指名し、大統領秘書室長には任鍾ソク(イム・ジョンソク)元議員を任命した。文大統領はこうした内容の青瓦台人選事実を記者会見を通じて発表した。大統領警護室長にはチュ・ヨンフン元警護室安全本部長が任命された。
李洛淵首相候補は1952年に全羅南道霊光(ヨングァン)で生まれ、ソウル大法学科を卒業した後、東亜日報の記者を務めた議員(5回当選)出身だ。民主党の報道官に続いて院内代表、事務総長などを経て、全南知事に当選して活動した。青瓦台は首相人選の背景について「海外特派員3年を含めて言論人として21年、国会議員として14年、道知事として3年を過ごし、社会と国政および世界の問題に多くの識見と経験を持つ」とし「国会議員時代には合理的で忠実な活動で与野党を問わず好評を受け、全南知事としては2016年に雇用労働部から『雇用総合大賞』を受賞した。文在寅政権が最も重視する国政課題の雇用創出に寄与すると期待する」と説明した。
叙薫国家情報院長候補は1954年にソウルで生まれ、ソウル大教育学科を卒業した後、米ジョンズ・ホプキンス大国際関係大学院(SAIS)修士、東国大政治学博士課程を修了した。国家情報院3次長を務め、現在は梨花女子大北朝鮮学科招へい教授として在職中だ。青瓦台は叙薫国家情報院長候補の人選の背景について「1980年に国家情報院入りしてから2008年の退職まで28年3カ月間勤務した『正統国家情報院マン』」とし「2回の南北首脳会談をすべて企画および交渉するなど対北業務に最も精通しているという評価を受ける」と述べた。続いて「国家情報院が海外と対北業務に集中するよう国家情報院を導く最適な人物」とし「今後、国家情報院の国内政治関与行為を根絶し、純粋な情報機関に生まれ変わる任務を忠実に遂行し、北の核問題解決と韓半島(朝鮮半島)の安定と平和を一日も早く実現すると期待する」と明らかにした。