CEOは収賄、実績は不振、工事現場では事故…揺れる財界5位ロッテグループ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.03 08:47
◆職員の士気低下で事故続出
職員の士気が低下し、大型の事件・事故も相次いで発生した。ロッテカードでは1月、顧客2600万人の個人情報が流出した。3兆5000億ウォンを投じたグループ念願事業の第2ロッテワールドは「事故ワールド」と呼ばれている。配管爆発と鉄製パイプ墜落で作業員2人が命を落とし、火災なども相次いだ。辛総括会長が普段から「30年余り構想してきた一世一代の夢」と強調した第2ロッテワールドの正常オープンも危機に直面している。
実績不振はもう一つの悩みだ。グループ主力会社のロッテケミカルとロッテショッピングはともに実績不振に苦しんでいる。ロッテケミカルはグループ内でロッテショッピングに次いで規模が大きい会社だ。問題は、化学業種の売上全体の半分を中国市場に依存している点だ。中国景気が振るわなければ、化学会社の実績も悪化する。昨年下半期、瞬間的に回復傾向を見せた化学景気は今年1-3月期にまた悪化した。ロッテケミカルの今年1-3月期の予想営業利益は873億ウォンと、前期比32%減少する見込みだ。