【社説】8月15日の祝辞で聞きたいメッセージ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.08.11 13:10
大韓民国の大統領にとって就任初年度の8月15日の祝辞の意味は大きい。6カ月近く国政を身をもって体験した大統領たちが統治哲学を示し任期内のビジョンを再確認してきたためだ。祝辞の大きな絵は残り任期の国政を牽引する指標になった。故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は2003年の祝辞で盧元大統領ならではの個性と呼吸を織り込んだ。冒頭に大韓民国の恥辱史を取り上げた後、経済、自主国防、韓米同盟、韓半島・北東アジア平和体制、北朝鮮の核問題・南北関係、統合と革新という6つのテーマを盛り込んだ。彼の任期中に韓国社会を激動させたテーマだった。
李明博(イ・ミョンバク)前大統領の2008年の祝辞は前任者と違った。建国60年の成功史に対する肯定的評価の後に、成熟した自由、社会の安全・信頼・法治、グリーン成長、生活の質を高める生活共感政策、国家ブランド強化を提示した。これもやはり残余任期の国政方向を推し量らせた。
そこで4日後に出てくる朴槿恵(パク・クネ)大統領の初の祝辞に関心が集まっている。朴大統領も国政に対する悩みと解決法・ビジョンを盛り込むために長考に入っただろう。その中には韓国社会が当面する懸案を解消する方策も含まれていることを期待してみる。