「5年前の件の査察で断罪とは遺憾」…自殺した元司令官の遺書公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.08 14:47
7日に自殺した故李載寿(イ・ジェス)元国軍機務司令官の遺書が公開された。李元司令官は遺書で「5年にもなる今、当時(セウォル号事故)の件の査察で断罪するとは本当に遺憾」と悔しさを吐露した。検察・裁判所・軍同僚・家族に言及しながら別れの言葉を残した。
8日に遺書を公開した法務法人ロゴスのイム・チョニョン弁護士は予告した午前11時より少し早い午前10時54分ごろ松坡(ソンパ)警察署に到着した。イム弁護士は「故人の死を哀悼し、これ以上の憶測や疑惑が発生しないよう遺族の意向によって遺書を公開することにした」と明らかにした。
李元司令官の遺書はA4用紙2枚で、ホッチキスで留められた状態で見つかったという。家族への別の手紙などは発見されなかった。イム弁護士は「事故の直前に立ち寄ったという事務室の職員らは遺書を作成するような姿は見られなかったというので、おそらくあらかじめ作成しておいたものと推定される」と述べた。