パンテックとLGにサムスンまで…「高級型のような普及型」スマホがあふれる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.06 10:42
「スカイIM-100」(パンテック)、「ギャラクシーワイド」(サムスン電子)、「X5」「Xパワー」「Xカム」(LG電子)…。この1週間に発売された中低価格スマートフォンだ。夏の消費閑散期を迎えた携帯電話流通市場に出庫価格20万~40万ウォン台の普及型スマートフォンがあふれている。
通常6~7月は移動通信業界の閑散期に当たる。年初に出されたプレミアムスマートフォンの効果が落ち、下半期に発売する大画面スマートフォンを準備する時期だ。毎年携帯電話メーカー2月にスペインのバルセロナで開かれる世界最大の移動通信見本市「モバイル ワールドコングレス」(MWC)と、9月にドイツのベルリンで開かれる「世界家電見本市」(IFA)に合わせ最高級戦略スマートフォンを開発する。このため夏に出されるスマートフォンは既存製品から一部機能を省いて価格を下げた似たような製品が大部分だった。
だが最近発売された中低価格スマートフォンはプレミアム級の機能をひとつ以上備え、個性も強くなったのが特徴だ。全般的な性能の上方平準化の中で消費者の選択の幅が大幅に広がった。2月と9月に最高級スマートフォンで上半期と下半期の市場を狙った携帯電話メーカーが、競争力のある中低価格スマートフォンで隙間市場を攻略するという戦略を立てたのだ。