彼が73年間歩んできた道は辛くて寂しかったが、この世を去る道は盛大だった。
1931年に英親(ヨンチン)王と李方子(イ・バンジャ)女史の間に生まれた、朝鮮・李氏王朝の末裔の李玖(イ・グ)氏。 05年7月16日、日本東京にある赤坂プリンスホテルの客室で死去した李氏の告別式が、24日午前10時から昌徳宮(チャンドックン)熙政堂(ヒジョンダン)の前で行われた。
皇世孫葬礼委員会(共同委員長:兪弘濬文化財庁長-イ・ファンウィ全州李氏大同宗約院理事長)が主管した告別式は、陸軍軍楽隊の‘弔楽’とともに故人への黙とうから始まった。 李海チャン(イ・ヘチャン)国務総理をはじめとする各界関係者と朝鮮王室の子孫および弔客、一般市民など、1500人が出席した。 李海チャン総理は弔辞で「今年は乙巳(ウルサ)条約締結から100年、光復(解放)60周年。さる100年余の世事を払い落として、ご両親のそばで安らかに眠ってほしい」と述べた。