韓国南部以外の全国でAI発生…中国では人体への感染も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.25 14:01
韓国中部の忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョナンシ)のある鴨農場。1万羽の鴨を飼育している農場主人A氏は24日午前、群れで死んでいた鴨を発見した。A氏は「23日、鴨10羽が死んでいたのを見てまさかと思ったが、この日の朝、90羽余りがさらに死んでおり申告した」と話した。申告を受けた忠南(チュンナム)家畜衛生研究所で死んだ鴨を検査したところ、鳥インフルエンザ(AI)の陽性反応が出た。天安に隣接する忠清北道鎮川面(チュンチョンブクド・ジンチョンミョン)でもこの日、AIの発生事実が確認された。この日まで忠北地域だけで殺処分した鶏・鴨は54万1500羽に達する。天安市豊歳面(プンセミョン)の曲橋(コッギョ)川辺にある渡り鳥の糞便から高病原性AIウイルスが初めて検出したのがわずか一カ月前だ。
AIが韓国で急速に拡大している。農民の被害も取り留めなく広がっている。農林畜産食品部はこの日、同部の金在水(キム・ジェス)長官主宰で家畜防疫審議会を開き、全国家禽類関連施設、車両を一斉に消毒することを決めた。農林畜産検疫本部と地方自治体は共同点検チームを設け、消毒実態を点検した後、結果によって全国規模の「一時移動停止命令(Standstill)」を発令する計画だ。