サッカー韓国代表のパウロ・ベント新監督（４９、ポルトガル）がファンに強い印象を残した。

韓国代表は７日、京畿道高陽（コヤン）総合運動場で行われた親善試合でコスタリカに２－０で完勝した。前半３４分に李在成（イ・ジェソン、ホルシュタイン・キール）が、後半３３分に南泰煕（ナム・テヒ、アル・ドゥハイル）がゴールを決めた。

先月から韓国代表を率いるベント監督はデビュー戦を勝利で飾り、競技場を訪れた３万６１２７人のホームファンを熱狂させた。ロシアワールドカップ（Ｗ杯）メンバー９人が含まれた北中米の強豪コスタリカを相手に、韓国はシンプルでありながらも知能的なプレーでゲームを支配した。攻撃では速い展開の約束されたプレーで決定的なチャンスを作り、フォーバックの守備にも隙はなかった。

韓国代表監督デビュー戦で勝利したベント監督も満足そうな表情を見せた。鋭い目でゲームを眺めながら選手を指揮したベント監督は「選手たちが良い競技力を見せ、満足できる試合だった」と評価した。以下はベント監督との一問一答。

－－試合の感想は。

「いつも勝った時は気分がいい。特に良いクオリティーで勝利したという点でなおさらそうだ。良い競技力、選手たちが見せた場面など満足できる試合だった」

－－逆襲が多かったが、集中的に準備したのか。

「９０分間ずっとゲームを支配することを目標にしたが、守備的にも良かったし、守備から攻撃に切り換える逆襲で良い場面が多かった。その一方でビルドアップしながらチャンスを作る時、私たちが要求したことをよく履行していた。このため攻撃の機会に多くの得点チャンスを生み出すことができた」

－－孫興民（ソン・フンミン）に主将を任せた理由は。奇誠庸（キ・ソンヨン）に対する考えは。

「新しい過程が始まる状況でチーム的に良い姿を見せた。主将の選任についてはチーム内の部分であるため具体的に話すことはできないが、選手たちと十分に話し合った。奇誠庸は代表チームのためにプレーを続けるだろう。疑いの余地はない」

－－奇誠庸に攻撃的な任務を注文したのか。４５分間だけ出場させた理由は。

「選手を起用する時、２つのことを考慮する。私たちのプレースタイルをまず考慮し、次に各試合の戦略に合わせて考慮する。奇誠庸は技術力が平均以上に優れていて、ボールの流れを転換する能力が正確だ。この部分を重要視した。それで奇誠庸をこのように投入した。４５分間の出場は私の戦略的な判断によるものだ。選手の起用、出場時間はいくつかの点を考慮するが、所属チームでどのようにプレーし、どれほどプレーしたかなど、いろいろなことを考えて決める」

－－選手の選抜、ＦＷ選手の起用について説明してほしい。

「選手の選抜は最大限に能力値を発揮できる選手を起用する。今後もそうするだろう。ＦＷは保有する選手のスタイルを考慮したり、相手のプレースタイルに合わせて要求されることがあったりする。また自分のポジションだけにこだわるのではなく、たくさん動いて作り出す部分も考える」